金曜日、上海は曇り時々霧雨、気温は 10度。
本日は浙江省の某所への移動日で有る。家から一歩外に出ると、道ゆく人々ほぼ全員がマスクをしていて、何だか生物兵器が使われた後の世界みたいで一種異様な雰囲気。ワタクシだけマスクしてないので（保菌者が近くに居たら、こんな目の荒い隙間だらけのマスクじゃ多分無駄な抵抗!? の様な気がして殆ど意味が無い気が（個人的に）するので…ワタクシはしていないから）逆に皆から後ろ指を指されるみたいで結構シュールな世界だ。
今日は午後一の新幹線だったので、家族3人でガーデンホテルのジムに寄って大浴場でお風呂に浸かって一年の汚れを落としてから虹桥火车站に向かう。
駅に到着したら予想していた程の混乱も無く、意外とフツーに入れた。やはり大晦日に移動するヒトは少ないらしい。…とは言え、駅の職員を含め、警備の警官や迷彩服を着た軍人さん？さえもマスクをしていて、約 95％以上のヒトがマスクをしているので、逆に凄く清潔に感じる（中国の駅は皆がモノを食べまくるのでゴミが凄いのだが、今日はサスガにゴミが少ないからね）
定刻にて高铁（新幹線）のホームへ。この階段から見る景色が結構好きだったりする。
そして発車のベルが鳴り、ワタクシはイツモ通り一人宴会へと突入するワケだ。今日はみーんなマスクしてるから普段はウルサくて仕方ない周りのお喋りも小さくて良い感じ。
そして妻に起こされて目覚める。どうやら無意識に寝落ちていたらしい。
その後は迎えの車に乗って約 50分ほどの田舎町に到着。到着後はすぐに年夜饭である。中国では家族や親戚一同が集まって大晦日に円卓を囲む習慣が有る。ココでは皆『白酒』やら『米酒』を煽るのだが、ワタクシはこのお酒に慣れてないので悪酔するから、持ち込みの酒で勝負！…じゃない、お食事会に参加だな。これは決して戦いでは無いw
ほぼ毎年、日本人…というだけで弄られて飲まされるので、今日はなるべく影を潜めておとなしくしてヤり過ごす。
宴は始まる時間も早いが終わる時間も早い。今日は良い感じにフェードアウトできたので良かった。皆が賭け麻雀に出かけたのを良い事に（ワタクシは麻雀できないので）一人エアコンの有る部屋に戻って生き返る。こっちのヒトは、とにかくクソ寒いのに窓やドア全開なのだ。料理もすぐに冷めちゃうのにね。文化の違いって面白い。
そして深夜 0時に近くにつれて外の爆竹や花火の爆音が徐々に大きくなっていき、「バラバラバラ」〜「ザーッ」〜「ゴーっ！」という具合に午前 0時に爆音のピークを迎える。ウネリの様なノイズに混じって巨大な花火が目の前でバンバン上がって、火薬の匂いが部屋まで入ってくる。昔は上海でも同じことをやっていたのだが、上海市内は 10年くらい前からなかぁ？外环の内側は花火と爆竹が禁止になってしまったので最近は静かすぎてツマラナイが、田舎では相変わらず盛大に火遊びに興じるワケだ。
さ！そんなこんなで、やっと年が明けました！ 皆さま本年も何卒宜しくお願いします！
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