中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

出入境管理局

 月曜日、上海は晴れ、気温は 18度で非常に暖かい一日。今日は日本は祝日らしいが上海は通常の営業日である。

 新型肺炎のせいで 2/1よりずーっと在宅勤務を余儀なくされていたが、本日よりようやくワタクシも出社である。朝から気合いを入れて準備して背筋をシュッと伸ばして向かった。

 到着してみると、オフィスの半分くらいの電気が消えていて全体的に薄ら暗い。どうやら今週いっぱいまではまだシフト勤務で、同じ部屋に大人数が入らない様に調整して出社となるらしい。行ってみたら殆ど誰も居なくて不思議な雰囲気。同じビルに入ってる他の会社もまだ始まっていないらしく、真っ暗で中々スペイシー。いやぁ…この調子じゃ暫くは企業はマトモな活動はできそうに無いなぁ。

 お昼から IP電話会議。例によって複数拠点を繋いでの会議である。会社に居るのに会議室に行かずに自席で IP会議。変な感じw
 会議が思いのほか長引き 3時間を超えてしまった為、会議の途中で iPhoneの音声をイヤフォンに切り替えて、会議しながら外出である。総務の子と一緒に『出入境管理局』に向かった。『なにも今日慌ててやる事無いのに…』と思ったのだが、実は、この肺炎騒ぎの影響で労働局も警察も最小限のヒトで回しているらしく、どれだけ時間がかかるから判らない為、何事も早め早めに処理した方が良い…との事らしい。

 イツモは浦东の出入境管理局に行くのだが、黄浦区にも分室があるらしくココでも処理ができる…との事で本日はこちらに。
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 話によると、ワタクシの場合、前職の就労証のキャンセル処理がオンライン上で既に通ってしまった為、自動的にビザも失効になるらしい。今や何でもかんでもオンラインで繋がってしまった事による弊害ですな。本来、前職のビザは 2020年の 11月まで有効なので、それまでに次の会社の処理をすれば良かったのだが、今やオンラインで直接公安のサーバーにデータが行く!? らしく、つまり次職の就業許可を『10営業日以内』に取ってビザの更新処理を開始しないと『不法滞在』になってしまう…との事。(ホントかなぁ…?個人的にはちょっと疑問なんだんけど、まぁ名目上はそういう事になってるらしい)
 加え、時にこの未曾有の大混乱である。労働局の外国人就業証の更新(既にオンラインでは申請済み)があと何日で完了するか判らないため、念のため『ビザの 1ヶ月臨時延長申請』を行ってくれたらしい。それが今日の外出である。とりあえず受領されたので良かった。
 いやぁ…サスガ日系企業。一々『チャンと』してるね。本来こうあるべき…というのをそのままシッカリ行ってくれるのは安心感が有る。

 でも、もし本当に労働局のサーバーと公安のサーバーがオンラインで繋がってるんだとしたら面倒な世の中になってきたなぁ…ホント。個人的には『ブラフ』だと思うんだけどね。。。
 ただ、何せこの国は『管理』という部分には異常にコダワる国だ。それにこのビッグデータ社会である。こういう部分にはメッチャお金をかけてそうなので、まんざら嘘じゃ無いかもしれない。外国人就労者のランク付けとか平気でやってる国だもんね…怖い怖い。

 例によって顔写真を撮られたり色々とサインさせられたり?片耳で会議を聴きながら二つの動作を行うのは中々骨が折れた。途中で意見を求められたりして?中々スリリングだ。でもやれば出来るモンだね。移動しながらの会議、なかなか面白い体験だった。
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