中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

街に戻る

 土曜日、上海は曇り、気温は 22度。何となく暖かい一日。

 今日は例の社員旅行の戻りの日で有る。皆が乗るマイクロバスは松江まで行ってしまうので(行き過ぎなので)帰りは市内に住む同僚の車で送ってもらう事にした。
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 中国の社員旅行は家族同伴が当たり前なので、同僚はご夫婦でいらっしゃっていた。中々大きくて立派な SUV(多分新車)である。オカネモチだなぁ…。

 崇明島から上海市内に渡る橋は途中までトンネルで途中から橋…という、アクアラインみたいな構造。写真じゃわかりにくいが遠くの橋がガスっていて、とても綺麗だった。
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 土曜日なのでウチの近所は結構混んでいて申し訳なかったが、家まで送ってくれて助かった。

 帰宅後は荷物を置いて直ぐに銀行に向かった。会社の給与口座がようやく使える様になったらしく先週の木曜にカードを受け取ったのだが、何と窓口で『激活』しなければならないらしいのだ、激活とはつまり『アクティブ化』の事で有る。物理的なカードだけもらっても暗証番号等を登録しなければモチロン使えない。いやぁ実に面倒くさい。

 ただ、中国の有難いところは、週末でも開いている銀行がある事。
 そんなワケで、ネットで調べて自転車で行けるギリギリの場所にある某銀行までダッシュで走った。17時には閉まってしまうのだ。

 何とか営業時間内に到着して激活出来たのは良いが、何と外国人は网银(ネットバンキング)が使えない?との事。「えー?じゃどうやって操作すれば良いんだよ!毎月窓口に来るの?アフォか!」って事で、何とか手机银行(携帯Appによる操作)を開いて貰ったのだが、コレも外国人の身分証明はパスポートなので『中国の身分証明書番号とフォーマットが違う』とエラーで弾かれてログイン出来ないのだ。うーむ。中小銀行はコレだから困る。アプリのツメが甘い。

 色々と食い下がったが、週末はエライ人が出社してないので、システム上の稟議が出来ないらしく(エライ人の確認指紋認証が必要との事)平日に来てくれ!と言われて一通り凹む。

 あーあ。会社の都合で作りたくもない銀行で口座を開いたのに、フツーに給与を受け取るだけでこんなに振り回されるとは…(泣)
 まぁ仕方ない。取り敢えず手動で自分が普段使ってるメインバンクに中身を全部振り込めたので今日は諦めて帰ることに。

 帰宅後は、タオバオで買ったスピーカーの修理パーツが届いていたので諸々確認。
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 先日の高島屋のハロウィンイベントで飛んでしまったワタクシの私物である JBL MRX515のツィーター(高音用)ドライバー 2408Hの互換品である。ホントは純正パーツが欲しかったのだが、中国国内では純正パーツがどこにも見当たらず、殆どがニセモノ(互換品)なのだ。色々と調べて一番マトモで高価なメーカーの物を選んで買ってみた。

 早速ユニットの端子に線を繋いで本体だけで軽く音を出してみたらちゃんと『それっぽく』高音だけ鳴ったので、生きてる事は生きてるらしい(あたりまえだw) ま、細かい特性までは判らんが今度試してみようと思う。

 因みにボイスコイルパーツのみだと 100元以下で買えちゃうので、試しに『ボイスコイルだけ』バージョンも買ってみた。
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 MRX515のツイーターは異形ホーンなので、ツイーターの中心部も変な形をしていて、尖った部分を上下左右に反射させつつホーン全体で拡声していく仕組みらしい。このトンガリ帽の裏側にコイルつきのフィルム振動板が一体成型で付いている。

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 なので、まずは壊れたオリジナルを取り外して、上のユニットに交換し、オリジナルパーツ側を分解してボイスコイルだけ交換してみて、どちらがマトモか試してみようと思う。後者の方が一見いい音しそうだけど、ボイスコイルの作りが甘くて真円がとれてないと、磁石との間の隙間が均一にならないから寧ろ抵抗になっちゃう可能性大。真円ってナニゲにクオリティを出すのが一番難しいからね。それに振動板の材質も違うだろうし、コイルの伝導率だって違うはず。逆に上の一体型の方が(一応コピーモデルとして開発されて、メーカー名公表してスペックシート付きでパッケージとして売ってる物なので)バランスは良いかもね。
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