土曜日、上海は曇り時々小雨、気温は 11度。
朝はイツモの時間に目覚めたが、トイレだけ行ってまた二度寝。次に目覚めたのは午前 8時。ワタクシ普段は二度寝できない人なのだが、最近眠くて仕方ないので今日は良い感じに眠れた（嬉）
午前中は家で家族とのんびり過ごし、お昼前に家を出て LL Barに向かった。今週はピンポイントで土曜のお昼しか空いてないらしいので、ここにレッスンを入れる事にしたのだ。
そんなわけで今日も 1コマ 1名で Akiちゃんのみ。やはり継続している生徒さんは良い感じに成長するね。最初は手首が硬くて中々難儀したが、最近カナリ格好良くなってきた。何事も『前向きな気持ち』が大事かもしれない。
その後は一旦帰宅して、バンドのリハの準備を行う。頼まれていた新曲のドラムパターンを全然考えてなかったので慌てて作業。まるで宿題を忘れた小学生の様だ。
をいをい『写真を晒すなら机の上をいい加減片付けろよ！』って感じだが、まぁいっか。こういう『ぐちゃぐちゃ』の中で作ってるっつー事でw こういうのも 100年後くらいには何らかの歴史的資料になるだろう（『21世紀にユーラシア大陸の端っこに住んでた貧乏な日本人作家の自宅作曲環境？』的なタイトルでw）
そして楽器類を纏め、陆家浜路にあるイツモのリハスタ Rock Shanghaiに向かった。本日は今年2020年最後のバンドリハーサルである。
今までの楽曲のおさらいと、新曲のアレンジをしっかり打ち合わせしながら作っていく。まだ歌詞が仮だが、色々とスタジオで相談しながら構築していくのは楽しいよね。オリジナル曲はこういう作業が実に楽しい。
終了後にウチのヴォーカリストがメンバー全員に「今年一年お疲れ様！」と、それぞれにプレゼント？をくれる…というので驚いた。何だかデカいダンボールを持ってきてるから何かと思ったが、家に帰って開けてみたら…。
あはははは。なんとまぁ中々面白い事をするじゃないか。 毎年、その年に撮ったオキニの写真を額に入れてくれるんだと！（笑）
でも有難いハナシだよなホント…。あの娘らにとっては自分の親くらいの年齢のオッサンなのに、こうやってフツーに一緒に遊んでくれて、気付けばほぼ毎月 1本ライブ打って、今年後半だけで 6本もライブ演ったよ。縁って不思議。
せっかく頂いたのでプリンターの上に飾ってみたw
振り返ってみると、2020年の前半は新型肺炎の関係でタイヘンな思いをしたが、後半になって彼女らのバンドのヘルプを始めてからカナリ楽しくなったなぁ。色々なライブハウスにも出演できたし、何より完全アウェイの環境で中国人のお客さんの前で演奏できる機会が増えて嬉しい。我々はオリジナルバンドなのでお客さんにとっては皆知らない曲ばかりなのだが、だからこそお客さんも皆『真剣に』聴いてくれるし、スポンジの様に吸収してくれるから、そういう反応を見てるだけで色々と勉強になる。
それに、毎回『対バン』の中国人バンドが有るから、彼らのオリジナル曲を聴けるのも凄く良い刺激になった。終了後に現地ミュージシャンの知り合いが増えていくのも不思議な気分だしね。
我々のバンドは決して『演奏が上手い』訳じゃないが、何だろう？全体的な『パッケージング』というか、テーマに沿った演出？みたいな示唆性が有るのが非常に面白いんだよね。ウチのボーカルが特にそうなのだが、自分らの『見せ方』に凄く拘りがあって、必ず何らかのストーリーが有るので、技術的に高度な事を演る事よりも『見せ方のパッケージング』にヤタラ拘るのだ。こういうのは実に SNS的というか 21世紀のワカモノ的な発想でワタクシには全く無い感覚なので面白い。（ゆえにワタクシはこのバンドでは音楽的な内容に一切口を挟まない事にしているワケさ）でもファンは少しずつ増えてるので功を奏してるんだと思われる。さすがだ。郷にいれば郷に従え…ですな。今の中国のティーンエイジャーは『音楽的に高度な芸術性』よりも、少し奇を衒った様な『意外性』や SNSで補完できる『ファンタジー』を求めてるのかもしれない。80年代の日本のインディーズだよまさに！当時は情報発信が雑誌『宝島』だったが、それが今の中国では各種 SNSになっただけだ。実に面白い。
今年は奇しくも色々な出来事と縁が重なって、より中国に寄り添う方向に大きくシフトする一年になった気がする。仕事も２度も変わって、今や中国ローカル企業で日本人が殆ど全く居ない環境で働いているしね。何だか面白い！未来は一方向に進んでいるんじゃないねホント。
ワイン片手にそんな事を色々考えてたら、気付けば午前 3時を回っていた。早く寝なきゃ！
来年はどこに向かっていくのだろう？ワクワクするぜぃ。乞うご期待！
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