中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして健康診断

 木曜日、上海は晴れ、気温は 36度。

 朝 6時半に自然起床。昨日&一昨日と一昨々日と、3日連続で休肝日にして酒を抜いてみたのだが、相変わらず朝はほぼ全く同じ時間帯に自然起床してしまうし、睡眠の深さも大差ない気がする。なので、これは深酒のせいではない…という結論が出た。

 今朝は少し急いで準備して、朝 8時過ぎには家を出て、自転車で某所にある健診センターに向かった。今日はここ 1ヶ月間のモラトリアム期間の最終工程?である『入社前健診』の日なのだ。昨日ようやくビザの更新が終了したので、いよいよ最後の一歩?である。
 『健診なんて、今まで1ヶ月間も暇だったんだから先にやってしまえばいいのに…』と新会社の HRに文句を言ったのだが、新しい就業許可証で取得した居留証で登録しなければイケナイらしい。なんっつーか一々細かい所まで厳格なので呆れる。

 …てな訳で朝っぱらから指定された健診センターに行ったのだが、地図で見たら自転車で行ける距離だったから助かった。先日のリハの時にマイ自転車は後輪がパンクしたままなので、仕方ないからシェアサイクルで向かったのだが、15分くらいであっけなく到着した。近くて良かったわ。

 健診センターとは言え、まぁ病院みたいなモノである。入り口での検査は結構厳重で、まず场所吗をスキャンした後は、色々とアンケート用紙みたいなのを書いてサインして登録してやっと入館できた。

 その後は VIP受付みたいな所に回されて、そこで担当の人が諸々端末に登録すると、こういうカルテみたいなものをもらえる。

 こういう場所は往々にしてそうなのだが、一般とVIPとでフロアが分かれていて、VIPは殆ど並ばずに処理をしてくれるので助かる。『時間はお金で買う』…という部分が実に中国的で良い。なにせヒトが多いからね。

 VIPの診察フロアは広々としていて清潔で、待合もソファーでゆったり。

 そして例によって次から次へとアチコチ各科をたらい回しにされ、小一時間くらいで、大方の検査が終了。ワタクシは 55歳で 50を過ぎているので、普通の健診ならば余計な検査項目が増える筈なのだが、今度の会社の入社前健診は『一般健診』の一番軽いやつだったらしく、ほんとサラっと一般的な検査しか行わず、あっけなく終わった感じ?である。
 しかし、最後の問診で色々聞かれる。ワタクシはお腹に、腹腔鏡による手術痕があるので、どんな健診でも必ずアレコレ聞かれるのだ。そして約 7年前に患った『GIST』という癌の一種について色々説明するのだが、中国では GISTと言ってもまず伝わらないから困りモノ。中国語で何と呼ぶかワタクシ知らないので、いちいち症状から大きさから手術方法まで全部中国語で説明しなきゃならないから面倒くさい。
 何はともあれちゃんと話をして全部記載してもらって無事に解放された。帰り際に簡単な朝食のお弁当?を貰って(本来なら食事付きなのだが、今は Covid-19の関係で内部での飲食はできないらしい)外に出たのが午前 10時ちょっと前。

 今日は午前 10時 15分から東京と繋いだ TV会議があるので慌てて自転車で猛ダッシュして帰宅し、顔だけ洗って、しっかり涼しい顔で参加したのは言うまでもない。下半身はパンツ一丁で扇風機全開である。(ま、TV会議は上半身しか見えないからね)

 午後からは、ちょっとしたサンプルデータの音声収録なんかして、今日は何気に忙しかった。

 18時半過ぎに仕事を終えて、軽く夕食をとった後は、またまた外のメガホンに呼び出されて PCR検査である。あ〜もぅ。ホントこればっかりでウンザリするわ。いつまでやるんだろ?

 ま、でも今や日本に比べたらずっとマシかもね。なんか日本は 23万人/日だって? 東京だけで 4万人/日を超えたとか?らしいね。怖い怖い。
 上海は、ほぼ全世帯に対して 2日に一回の PCRを強制してるのに毎日 1桁〜 10数名くらい出てるので、ほぼ何も対策をしていない(個人に任せっきりになってる?)日本はほんと心配だよ。見つかっていない(自分が無症状感染者だと気付いてない)隠れ感染者が、まだまだ大勢その辺を歩いて撒き散らしてる気すらするからね。

 あ〜あ、一体いつになったら安心して帰国できる様になるんだろ?(凹)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村