土曜日、広州は晴れ、気温は 31度。やはりココは南国である。朝晩は 24度くらいまで下がるが昼間はまだまだ 30度を超える日が続いている。上海より 10度くらい高いイメージだな。
さて、今日は週末であるが中国お得意の『振替出勤日』である。先週の国慶節の連休に伴い、今週の土日は法定出勤日なので『平日』扱いなのだよ。普通なら会社単位とかローカルな単位でこういう事をやるかもしれないが、中国は国を挙げてこういう施策を採っているので、本気で『何もかも』が平日として動くのだ。郵便局だって銀行だってフツーに営業してるし、子供たちはちゃんと学校に行くし、窓の外の工事のおっちゃん達も平日の様に遠慮なくガガガガ派手に音を立てまくるわけさ。
…とは言えコレねぇ、ホント調子狂っちゃうからキライなのよねん。中国に来てそろそろ 19年が経とうとしてるけど、何時まで経ってもこれだけは慣れない。。だって目覚まし鳴らないんだぜ？イマドキの目覚ましは携帯なのでダテにおりこうだから、デフォルトでは平日しか鳴らない設定なのだよ。でも振替出勤日までは流石に携帯も把握していないから、ちゃんとセットしないと鳴らないワケさ。（ま、ワタクシの様な老人はそもそも目覚ましが鳴る前に起きちゃうケドね、一般論のハナシ）
「あーねむい」「とにかく眠い」と日本語で呟きながら老体に鞭打ってイツモの時間通りに家を出て会社に向かったのは言うまでもない。
あ、そうそう。出掛ける間際に腕時計をつけた際「そういえば結構長い事充電していないな」…とフト気付き、光発電系の腕時計を窓際に於いて太陽に晒してから出掛ける事にした。
20代後半～40代半ばくらいまでは『機械時計命』だったワタクシなのに、今や光発電の GPS腕時計ばかり使ってるんだからヒトの趣味って変わるよね。
勿論、全く根拠が無いワケじゃないんだぜ？ その時々にマイブームが有って、それなりにコダワって買った時計ばかりなのだが（故に上海の自宅には機械時計が多い）そのくせ『長期出張』とか『荷物的な制限から１～２本しか持っていけない』というシチュエーションになると、結局この 2本をほぼ無意識で選んでしまったのだ。もっと高価な物も持ってるクセにそれをチョイスしないんだから我ながら面白い。
人間は、気持ちや生活に余裕が無いと『趣味性』のプライオリティがカナリ下がるらしい。別に未開のジャングルに行くワケでもないのに、なぜか『ヘヴィーデューティー』な方向に舵を切ってしまうから笑える。
もちろん機械時計の『生きてる感』は今でも本当に愛して止まないのだよ！ でも数年前に GPS腕時計に出会って実際に使い始めてからは、完全なまでの GPS信者になってしまった感は否めない。
そもそも『空が見える空間』さえあれば常にほぼ数秒で恐ろしく正確な時間を受信してくれる…というこの安心感ったら無いのだよ（明日は地球の何処に居るか判らない様な!? ナリユキ人生を送ってるワタクシとしては…ね）
今後、戦争防止の観点からも世の中から GPS衛星が無くなる事はあり得ないし、今や地球上で衛星を見つけられない地域は皆無なので『空さえ見えれば恐ろしく正確』で『多少ぶつけたり落としたりしても、物理的な機械部品の点数が少ないから殆ど影響が出ない』し『数カ月放置しても勝手にスリープして機械的な物理動作を止めて、CPUのみで省電力モードに突入するからちょっとやそっとじゃ止まらない』点、そして最もダイジなのは、これをしてると『一日のうち少しはちゃんと太陽を浴びよう』という気になる事だな。これら全部をひっくるめて、何が起きるか判らない現場には GPS時計を持っていく…というw そんなチョイスになるのも頷ける？
さて、また下らない話が長くなった。
斯く斯く然々、ここ数年愛用している CITIZENのサテライトウェーブと、CASIOのGPWグラビティマスターを窓際のスタンドに置いてから出社。普段使いだけでも夏場は半袖なので十分充電されるのだが、タマに 3カ月～半年に一度くらいはこうして日向に置いてフルにする事にしている。これから長袖の季節だしね。
例によって自転車通勤で 20分ほど走った後はすっかり目も覚めたのでフツーにオシゴト。暑い暑いとは言え、8月～9月に比べればずっと過ごしやすい気候である。それほど汗もかかなくなった。
仕事上のトピックは特になし。書けない事ばかりなので割愛。
あっという間に 20時を過ぎたので初日から飛ばし過ぎない様にソソクサと帰り支度をして帰路に着く。本日もブログネタの写真を撮るのを忘れてしまったので、帰り際、信号待ちの際にタクシーの窓越しに見た風景。上海ではもう薄手のコートとか来てる人が居たのに、ココでは電動バイクに乗ってる人すら Tシャツ一枚に半ズボンである。南国ですなぁ。
そして自宅近所のウォーターフロントの風景は相変わらず。未来都市？なのか？よくわからんわ。
ココは過去と未来が共存する混沌の街・广州。
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