中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

チャリで派手にすっ転ぶ

 日曜日、広州は曇り、気温は 27度。

 朝 6時半に自然起床。今日は五一劳动节に伴う『振替出勤日』なので、中国全土は『平日』なのである。従ってワタクシも老体に鞭打って準備し、朝 9時過ぎに家を出て、例によって美団のシェアサイクルにて約 20分の自転車通勤である。

 外はドンヨリと曇っていたがまぁ雨は降っていないのでイツモ通りフツーに自転車で走っていたのだが、1Kmほどある川沿いの片側 2車線の直線道路を走っていたら、後ろから車の気配を感じたので、手前に水溜りもあったし「歩道に乗り上げよう」と思って、段差が少ない所を狙って右にハンドルを切った。中国では右側通行なので、歩道も右側にあるのだよ。

 すると、側溝の段差が濡れていて異常に滑る状態だったらしく、しかもシェアサイクルはパンク防止の観点からタイヤは基本的にチューブレスで、空気が入っていない単なるゴムの塊りなので、タイヤサイドのエッジ部分には殆ど溝が無いのだよ。 つまりハンドルは右に切ってるけど、溝にハマってタイヤが滑り、車体は真っ直ぐ進むワケさ。(乾いていたら絶対に乗り上げられる様な高さなので油断してた)

 ご想像の通り、体重は既に右にかかっていて車体も右に傾いてるのに、前輪が右に行ってくれず真っ直ぐ進んじゃうモンだから、そのまま「ずばーーーーーーっ」と右ナナメ前に体が放り投げられる様に歩道にダイブ(泣)しかもよりによって水溜りがたくさんある場所だぜ? あーもぅ、ほんとツイてない。

 多分、時速 20km/hも出てないとは思うが、まぁチャリにしてはそこそこ飛ばしていたので、そりゃ軽く空を飛んだあと「ずずずずーっ」と汚ったなーい地面の上を3秒くらい滑ったワケですよ。右手は咄嗟に手を付けたのだが、左手は間に合わなかったので、胸の前で肘から手首にかけて曲げた状態で面で地面を受け止めた。

 面白いもんで、地面が近付いてくる瞬間は、スローモーションみたいなんだよね。とりあえず体が回転しなかったのが幸い。

 でもおかげさまで左手の甲と両膝を派手に打って、痛いのなんのって。。。(泣)

 誰も居ない歩道の上にダイブしたので、後続車や他の二次的な事故には繋がらなかったが、まぁ小っ恥ずかしいので痛いの我慢して直ぐに立ち上がる。左肩は泥水に浸かってたし、ズボンもびちゃびちゃ。膝も多分擦りむいてる気がする。とほほ。

 ま、転んでもタダじゃ起きないワタクシである。ブログネタとして面白いので直ぐにアチコチ写真を撮ったのは言うまでも無い。とりあえず携帯の無事を確認してからパチパチと何枚か撮って、その時に腕時計がカナリ悲惨な状態だった事に気付いて凹む。

 あちゃ〜。派手に傷ついてるわ(泣)

 とりあえず頭は打ってないし、体も打ち身と擦り傷程度なので、そのまま会社に向かった。
 会社で色々確認したら、常に首からかけてるメガネも派手に損傷。こりゃ捨てるしかないね。。

 いやぁ…チャリ、侮れませんな。ほんと頭を打たなくて良かったよ。たまたま真っ直ぐ綺麗にダイブしたから良かったけど、変に回転とかしてたら危なかった。

 人間の身体って脆いね。ちょっと転んだだけでこんなに皮膚がボロボロに擦れちゃうんだもの。最近仕事柄ゲーム画面ばかり見てるので、人を切ったり殴ったり吹っ飛ばしたりしてる映像を見慣れてるけど、実際に人間が吹っ飛んだら、あちこち擦りむいてタイヘンですよ!ほんと。なんか感覚が麻痺してるわ。こりゃイカンね。教育上、格闘系のゲームは子供たちの感覚を麻痺させるわ。実際ほんと痛いんだからw 痛さを知らずに大人になるから平気で人を殺しちゃったりするんだろうな…きっと。 いやぁ怖い怖い!

 色々と痛かったけど良い教訓になった。以後チャリは気をつけよう!
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