中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

形だけ似てて全く非なる MDR-M1ST

 土曜日、関東地方南部は曇り。気温は 17度。

 朝 7時に自然起床。朝からフツーにオシゴトしてあっという間にお昼。
 昼は母と簡単な昼食をとり、親戚を待つ。

 今日は午後から従姉のお姉さんがウチに来て、今後の母のケアをどうするか?という重めの相談をする事になっていたのだ。ワタクシは海外勤務だし、父は既に他界していて、妹も早くに亡くしているので、母は実家に一人きりで住んでいるのだよ。親戚と呼べる人も近くには住んでいないし、唯一関東地方に住んでるのが今日来てくれる従姉(母の 8つ上の兄の娘なので年齢的にはワタクシよりずっと上)なのだが、従姉も東京の西の方に住んでるためココに来るのに 2時間以上かかるのだ。そんな状況なので今後どんどん老いてゆく母(もうすぐ90)に、もし万一何かあっても直ぐに飛んでくる事はできない。

 ワタクシの母は、今は何とかぎりぎり自分で身の回りの事ができるくらい元気では有るのだが、そもそも持病も有るので、ワタクシも『運任せ?』的にいつまでも無責任に放任しているワケにも行かなくなってきたのだよ。そんなワケで午後 1時半くらいから色々と我が家にて本人を交えて相談する事にしたのだ。

 従姉のお姉さんは非常に良い人で、ご本人も以前介護で色々苦労された経験が有るらしく、介護保険を使ってケアマネさんを頼んだり看護師さんの訪問を頼んだり?テキパキと色々対応してくれて非常に助かる。なにせワタクシ既に海外に移住して 20年が経つので日本の介護のシステムとか何一つ判ってないのよね。 なので色々と教えて貰いながらお勉強半分&世間話半分。

 そんなこんなで気付けばすっかり夕暮れ。いやぁ…色々と充実した 4時間であった。
 とにかくワタクシ今は広州で単身赴任の身なので、もし母に何かあってもどんなに急いでもドアツードアで 9時間近くかかるから、今後は従姉としっかりとスクラム組んで対応していく事になった。ま、母はまだ元気だから今すぐどうなる訳じゃないが、まさに『転ばぬ先の杖』である。調子が悪くなってからじゃ間に合わない事だってあるからね。

 今日は何だか気疲れしてしまった。でも仕事は溜まってるので、そのまま夜中までオシゴト。

 てなワケで例によってブログネタが全く無いので、昨日届いたニューギヤをば。

 先日『密閉型のヘッドフォン』を探している旨はこのブログ内で書いたが、あの後サウンドハウスのホームページを見ていて、使い慣れている『MDR-CD900ST』をもう一台買おうかな?と決めかけた所に右側のレコメンド欄にフト目が行ったのだよ。 え?なに?後継機が有るじゃん!
 900STは、昔自宅スタジオをやっていた関係で既に 3つ持っていて、それぞれ上海自宅、広州自宅、会社に置いてるので、同じヘッドフォンを 4つも買うのは芸がないよね? なので深く考えずに後継機って書いてある『MDR-M1ST』をポチっとしてしまったのだよ。 後継機って事は似たタイプできっと良くなってるんだろうし。。。なぁんて軽い気持ちでね。

 で、それが昨日届いたのだが、昨日は夜に用事があったので、そのまま放置し、今日になってユックリと試すことにしたのだよ。

 ホントに『全く何も考えずに』フツーにオーディオ I/Fに繋いで音を鳴らして思わず絶句した。うわっ! うそ~! なんじゃこりゃ? ナンデスカコノ重低音ハ!!!!!

 一旦外して、2度見してからまた被って、そしてまた外して3度見して、それからインターフェースの EQ設定とか全部確認して何もかかってない事を 10回くらい確認し、今まで使ってた AKGを繋ぎなおしてフツーに鳴る事を確認した後、もう一度戻してから、そのまま色々な曲を 10分くらい聴いたのだが、最後は地球の裏側に届くくらい長い溜息を吐きながら、頭から外して 4度見。。。

 いやぁ…正直「ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーがっかりした」のだよ。
 なんじゃこりゃ? 恐ろしい程に『重低音』が誇張されているのだ。
 大げさじゃなくて、まるでサブウーファーの前に居るみたいに『誇張された』キックの音に愕然とした。 ホントに純粋にリアルに『誇張』された音がするんだよ。 ひでーなコレ。最低だ。。。
 余程このヘッドフォンばかり使い込んで、耳がコレに慣れない限り、これを使ってミックスは不可能と思われる。

 何が CD900STの後継機だよ…全く似て無い!!!っつーか『真逆』じゃん(怒) これのどこが STUDIO MONITORなんだよ!!!意味がワカラン。ヲイヲイ SONYさんどうした?
 ごめん! 大げさじゃなくて、これ本気で『改悪』極まりない、ある意味、最低最悪のヘッドフォンに生まれ変わってて呆れた。腹が立つより寧ろ面白くなっちゃって思わず笑ってしまったよ。

 ちょっと気になって(イマサラだが)ネットでユーザーの評判を調べてみたら、皆んな口を揃えて同じ様な事を言ってるじゃんw あははは。なるほどね。うーむ失敗したなー。見た目がそっくりだったし一応 SONY製だし『後継機』の文字みて完全に信じ切ってしまったんだよねー。あ~あ。先にある程度調べておけば良かったw

 ま、でも『根がヘンタイ』なワタクシとしては、コレはコレで実に『極端』だし、ある意味『完全に振り切ってて』面白いので(こんな鳴り方するヘッドフォンに今まで出会った事が無いので)返品なんかしませんよ! 『飛び道具』として使う事にしたのは言うまでもない。 ふふふ、ワタクシ天性のアマノジャクなのですヨw

 いや、寧ろ、どこをどーすりゃ?コレをSONYの広報さんが『新世代のモニタヘッドフォン』と銘打つ気になったのかが知りたくなったのだよ。だってこんなにファーストインプレッションが悪いヘッドフォンって出会った事無いんだもん。寧ろめっちゃ面白いじゃん??? 使ってたらどっか良い部分が見えてくるかもしれないしナw ←楽しみ方が間違ってるw
 っつーか、こんなにインピーダンスの低い(24Ω)パッシブヘッドフォンでどうやってこ~んな 100Hz以下(63Hzくらいかなぁ)を誇張してるんだろ?寧ろ凄い技術力?だったり?

 午前 1時就寝。
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