木曜日、上海は晴れ、気温は 16度。
朝イツモの様に家の前から mobikeでジムに向かおうとしたら、イツモなら自転車が無造作に多く置いてある駐輪エリアに自転車が 1台も無い。その代わり、駐輪エリアの地面が自転車の絵に掘られていた。なんじゃこりゃ？
きっと、何度ペンキでプリントしても直ぐに剥げてしまうから立体的にしたのだろうが、こんな所にお金をかける神経がイマイチわからない。実に不思議。
そんなこんなで mobikeを探していたら、ちょっと離れたエリアに纏めておいて有った。なぁんだ。
そしてガーデンホテルのジムに寄ってから出社。出社後はフツーにデスクワークである。仕事上は特に大きなトピックは無し。
実は、今週末に虹馆にて行われる日本の某著名アーティストの技術通訳業務のオファーを貰っていたので、ホントはそっちの仕事を受けたかったのだが、別件の仕事を先に受けてしまっていた為、泣く泣く!? 別件のオシゴトの準備である。 嗚呼…個人的には気になるアーティストだったので、仕事じゃなくても観に行きたかったなぁ。ざんねん。
夕方、一通り仕事も片付き、特に急ぎの仕事も無くなってしまったので、眠気覚ましに友達とチャットで下らない話しをしていたら、フト今日が『ボジョレーヌーボー』の解禁日である事を知った。うわマジか！今日だったんだ？ なんだか突然、無性に呑みたくなってしまったのだが、時すでに 18時過ぎ。 うーむ…イマサラ誰かを誘っても、皆もう予定入れちゃってる時間帯である。あ〜あ。
半分諦めかけて、ダメ元で今チャットで話してる友達を（基本的にビールしか飲まないヒトをワインに誘うのもどうかとは思ったが）誘ってみたら「今夜は絶対遅くなれないケド、近場でサクっとご飯してボジョレ飲むだけなら」って事で付き合ってくれるらしい。やったー。ワタクシもあくまで『ネタ』なのでガッツリ飲むつもりは無いから丁度良い。いやぁ…フットワーク軽いヒトは良いねｗ こんなオッサンの戯言に付き合ってくれるんだから感謝しかない。
さて、近場でボジョレーが飲めそうな所…っつー事でとりあえず新天地に向かった。
しかし、ワイン専門のレストランをはじめ、その辺のお店を数軒当たってみても、どの店もボジョレーを置いてないじゃないか（驚）え？どういう事？？？？ 日付間違ってる？？？ だんだん意地になって片っ端から聞いて回ったのだが、そもそも店員が全然ボジョレーの事を知らない。「え？今年産のワイン？ 何それ 2019年製のワインなんて有るの？」って感じである。嫌な予感がしてきた。
そして欧米人が多いエリアを歩き回ること約 30分。サスガにコレは無いだろう…と、たどり着いた我々の結論。『ボジョレー・ヌーヴォー』の解禁日を祝って騒いでいるのは『日本人のみである』という結論に達したワケだ。考えてみたら、去年も一昨年もその前も、上海でボジョレーを飲んだのは『全て日本人経営の日系レストラン』だったのだ。実は中国ではボジョレーは全然メジャーじゃないらしい。いやはや…、この地に来てもう 16年も経つのに漸く知った驚愕の事実。あ〜あ。
サスガに歩き疲れて喉も渇いたので、もうボジョレーは諦めて、ビールの美味しい店に入る事に…。まーったくもぅ、なーにやってんだか。
冷たいビールを一気に流し込んで一息。うまーーーーい。いやぁ…ビール美味いわ。生き返った。
まぁ突然『ノリ』で思いついて誘ったとは言え、友達を引っ張り回してしまって非常に申し訳ない事をした。やっぱり何事も最初からちゃんと調べておかなきゃダメですな。
なんだか敗北感!? で暫くは少々凹んでいたのだが、お酒が入ると自動的に楽しくなってくるワタクシである。そっから色んな話をして結局時間ギリギリまで二人でマッタリと呑んだ。
とんだボジョレー難民になってしまったが、ま、結果的に楽しかったから良っか！w
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