中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

某中国系イベント

 水曜日、上海は晴れ。今日はイベント PAなので朝から機材の準備である。今日はちょっと新しい技を使いたくて、午前中に XR18を自宅で繋いで起動し色々と実験をした。このデジ卓を使い始めて半年くらい経ち、結構使い込んでノウハウも溜まってきたのだが、オールインワン特有の融通の利か無い部分?というか、1台の中で殆どの事ができてしまう卓にありがちな、細かい内部ルーティングの組み替えというか「ココをこうできたらもっと良いのに」と思う事がタマに出来なかったりする部分について、まず自宅で検証する事にしたのだ。実際に現場での仕込み時間はカナリ限られていていつもバタバタなので、こういった事は時間がある時にじっくり検証しておかないとね。この卓は iPadでできる事と PC上からでないとできない事があるので、PC上で予めセッティングしておいて、それをiPad上に保存しておかないと現場で使えない事があるから注意が必要だ。今日また新たに妙な仕様を見つけてしまった。詳細は長くなるから今度また機会があったら書こうと思う。
 そしてイツモの店の前で車を待つ。今回は前回の失敗を教訓に息も帰りも完璧に車を手配したので安心。

 午後2時前に現場到着。久々にエレベータ無しの現場なのでタカさんと二人で階段を運びまくる。そしてサクッとセッティング。そして休む間も無くリハーサルに突入。

 午前中に検証した部分が功を奏してとても良いシステムが組みあがった(自画自賛)会場のどこにいても十分な音量で、しかもカナリ音が良い。いやぁ…嬉しい。こんな事ができるなんてマニュアルのどこにも書いてないので、まるで宝探しだが探し当てた時はやはり嬉しい(笑)

 そして本番突入。どうもチベットの偉いお坊さんを囲んでの年会みたいで、すごく民族的な曲が多くて面白かった。

 イベントの合間にオークションっぽい事が始まる。いやぁ…凄い経験だった。中国人のお金持ちの金銭感覚が全く分からなくなった。

 謎のダンスがあったり…

 いわゆる昔ながらの中国特有の美しい舞いがあったりした。

 そして午後 9時にイベントは恙無く終了。いやぁ…いろんな意味で良い経験だった。中国は広いなぁ…ほんと。改めて実感した。
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