中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

命について考える日

 月曜日、関東地方は快晴、気温は11度。本日は年に3回あるルシアンルーレットの日である。例によって朝 7時台の湘南新宿ラインに乗り、大崎でりんかい線に乗り換える。早朝の大崎駅は溢れんばかりの人だかり。

 朝8時半頃に国際展示場駅に到着。空が綺麗だ。

 そして向かうはワタクシの命の恩院『がん研 有明病院』である。朝日を受けて良い感じのレンズフレア

 血液をたらふく抜かれた後は CT待ち。

 ほぼ時間通りに呼び出しがかかる。この病院はホントにシステマティックで全然待たないから凄い。


 造影剤で体中が熱くなるのを感じつつ、AKIRA的な巨大なドーナツ型の機会の中に入って人生について考える数分間。年に3回訪れる、人生を振り返る貴重な瞬間。
 その後は今日は手術から 28ヶ月目なので胃カメラも有る。血圧も脈拍もどうやら正常値。

 そして大嫌いな胃カメラの時間。鎮静剤を使ったので暫し朦朧とする意識の中、胃と十二指腸に向かって空気を入れながらカメラが這っていく。鎮静剤が効いてるとは言え終了後はやっぱり涙目。その後は休憩室で30分ほどウタタ寝する。
 全ての検査が終わった後は診察である。ワタクシの命を繋いでくれた恩人はいつでもポーカーフェイス。でもとても暖かく「大丈夫です。何処にも転移の兆候は見られません」と仰って下さった。いやぁ…ホント嬉しい。毎回毎回死刑宣告を受ける気分だ。何はともあれ、これで次の検査までは元気に暮らせる。
 外に出たらすっかり夕方だった。ビッグサイトは相変わらずの佇まい。

 心なしか夕日も励ましてくれている様だ。

 いやぁ…長い一日だった。やっと何の不安も無くユックリ眠れる。
 あ、今日はクリスマスだったね。皆様メリクリ。
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