中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ファンキーはんと岡崎はん

 木曜日、上海は曇りのち時々雨。気温は 32度。朝一で北海道の地震のニュースを見てびっくり。今年は台風やら地震やら天災が続くなぁ…ホント。
 さて、今夜はイベントPA業務が有るので、朝は機材類を持ったまま出社。出社後はメール等を一通り確認した後は、今日貸し出し予定のアコギの弦を交換する事にした。
 コレは数年前に、イツモお世話になってるサウンドハウスさんの安売りで買ったアリアプロのアコギ弦なのだが、中を開けたらパッケージが超絶カワイイ!! なんか往年の『ポキール』みたいで笑ってしまった。ポキールって知ってますか?我々が小学生の頃に義務づけられた『ギョウ虫検査シート』ですよ。知ってるヒトはアラフィフ以上だけカモしれないw。

 折角の機会なので殆ど手入れしていないフィンガーボードもオイルでしっかり磨いた。

 そしてお昼過ぎに会社を出てタクシーに乗って浦东の开心果へ移動。到着したらtakaさんのアシスタントであるkalaちゃんが怪我をしていたので驚いた。どうやら電動バイクに乗っていて交通事故に遭ったらしい。いやぁ…怖い怖い。気を付けてよ〜ホント。
 takaさんは機材車が渋滞にハマって遅れてるらしく、元ギックラーのワタクシと負傷者kalaちゃんと二人でセッティング開始。全然進まなくて笑える。まぁお互い無理はイケマセン。
 本日は『ファンキーはんと岡崎はん』と銘打って、ナントあの元『爆風スランプ』の『ファンキー末吉』さんのアコースティックライブがココ开心果で行われるのだ。ファンキー末吉さんは皆さんご存知、日本のみならず中国でも大活躍しているアジアのスーパードラマーなのだが、彼は作曲家としても非常に有名で、あの「♪走る〜走る〜おれ〜た〜ち〜♪」の名曲『Runner』も彼の楽曲である。
 そしてアレよアレよという間にリハ開始。プロは入り時間に遅れない。…というより寧ろ早く到着するからこちら側の準備がままならない。慌ててリハしながら音作りを並行して進める。

 なんとか無事終了して客入れ。ファンキーさんの弾き語りは滅多に観る事が出来ないので何だかとても新鮮である。
 今回はコロガシにワタクシの古い JRX112Mを使ったのだが、やっぱり個人的にヤマハよりこのJBLの方が音は好きだな。単に付き合いが長いから…というのも有るが、鳴きのポイントがシンプルで判りやすいし、殆どEQしなくても確実に声(歌)の周波数だけは抜けるので、音作りが一発でキまるから急ぎの現場では重宝する。あ、因みに、決してJBLだから良い…というワケじゃなくて JRXシリーズが好きなだけである(逆に MRXシリーズはあまり良い印象が無い)

 そしてアレよアレよという間に本番開始。今日は殆どが日本人のお客様だったので MCはオール日本語だったのだが、トークも非常に面白かった。

 お客様も飲みながら食べながら寛いで楽しむ。

 意外と…といったら失礼なのだが、ギターがお上手で驚いた。スーパードラマーですよ? さすがプロ。多彩だなぁホント。

 無事本番終了で一息。いやぁ…色々と勉強になった。彼が作曲している姿を想像できるステージだった。きっとこういう風にして曲を作っているんだろうなぁ。
 怒濤の撤収作業を終えた後は、takaさんと近所の紀州ラーメンの店でラーメン食べながら二人で反省会。


 イベント毎にホント色々と『学び』が有る。コレが我々の強みなになるので、良い事も悪い事も包み隠さず言い合って糧にし、確実に『次』に繋げる事。コレが我々のスタイル。
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