中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

まさかの

 水曜日、上海は雨、気温は 11度。
 昨夜は風邪っぽくてダルくて調子が悪かった為、帰宅後は何もせずに 21時半くらいにはベッドに入って寝てしまったのだが、その後、まず 23時くらいに太ももの辺りが痒くて一度目覚める。。。その時は「季節外れの蚊でもいるのかな?」などと、深く考えずに虫刺されの薬なんか塗って再度ベッドに戻って寝たのだが、今度は午前 1時過ぎに、どうにも腕と腰の辺りが痒くて、また目覚めてしまった。「なにコレ?ひょっとしてベッドにダニとか居るの?」と不審に思って電気を付けて痒い部分を良く観察してみてスゲー驚いた。蚊に刺された様な 1cmくらいの皮膚の隆起が沢山できていて、しかも赤くなって端っこの方は地図みたいに繋がってるのだ。サスガに写真は載せないが、足は膝の裏辺りが同様に虫刺されみたいな隆起が 2〜3個繋がって横長になっていて赤く腫れている(多分寝てる間に無意識にアチコチ掻きむしってしまったのだろう)
 「やっべ何コレ!?」って急に青くなって、慌てて体中を調べたらお腹も背中も両腕も首にも、大きさこそ小さいものの何やら同じ様なモノが全身に沢山出来てるじゃないか(驚)しかも一々スゲー痒い!なるほど痒くて目覚めるワケだ。「でもパジャマやTシャツの内側まで…って事はこりゃ虫の類いじゃないんじゃね?」と想像し、こんな事は初めてだったので文字通りトリハダが立ってビビりまくり「えええ〜! まさか何かの伝染病とかじゃないよね!?!?」…と慌てて PCを立ち上げて症状を調べてみたワケだ。

 そして約 30分が経過。。。結果から先に言うと、これがイワユル『蕁麻疹』である可能性が非常に高い事が判った。最近は写真付きで症状が詳しく書いて有るサイトが沢山有って助かる。しっかしまぁ…、ワタクシ 51歳ももう終わりにかかろうとしているこの年齢で、生まれて初めてまさかの『じんましん』になるとはね…とほほ。我ながら驚きである。
 確かに症状として書いて有る通り、さっき 23時くらいに目覚めた時に、一番大きかった太ももの部分の腫れと赤みは既に消えていて、それとは別の腫れが別の場所に出来ていたので、多分一つ一つの腫れは 2時間程度で消えてしまうのだろう。しかし原因不明な事は確かである(ネット上の記事にも突発性(急性)蕁麻疹は『殆どの場合原因は不明』と書いて有った) 思い当たるフシと言えば昨日のお昼に出前(饿了么)で取って食べた鯖塩定食弁当くらいである(青魚が原因という意味ならば…だが) しかも困った事に突発性の蕁麻疹は痒い場所に薬を塗っても抜本的対策にならないらしいのだ。参ったなぁ…。
 でもある程度病状が判ったら安心してまた眠くなったので、そのままベッドに戻って寝てしまった。そして次に痒くて目覚めたのが午前 3時半。こんどは背中である。サスガに今度は手が届かない部分だけあって苦悶した。アチコチ他の部分も結構腫れていたし、とりあえずこの腫れと表面が熱を持っている部分を何とかしなきゃ眠れんなぁ…という結論に達し、タオルを濡らして冷たくしてアチコチ痒い部分にあてたら大分痒みが落ち着いた、いやぁ痒くて目覚める…って拷問に近いなホント。

 そして次に目覚めたのは午前 7時半過ぎである。面白い事に何故か昨夜よりはずっと痒みが減っていた。多分発生しては収まって…というのを繰り返して居るのだろう。とりあえず服を着てしまえばフツーに出社できる程度までは治まっていたので、出社して様子を見る事にした。ネットで調べたら放っておいても1日〜数日で治まる事が多いらしい…というのと、ヒトに伝染するモノでは無い…と書いて有ったからだ。

 と・こ・ろ・が! 出社してお昼ご飯を食べた後くらいから、またまた全身が痒くなり始めて、悶絶して気が狂いそうになってきた。しかも首とか見える部分にまで赤い発疹が出てきたので、こりゃサスガに耐えられそうにないな…と思い、会社は 15時くらいに早退して、妻に電話して病院で落ち合う事にした。
 行ったのは皮膚科が結構好評だ…という噂の华山医院である。
f:id:hayap24bit:20181121223214j:plain
f:id:hayap24bit:20181121223230j:plain
 外は結構寒いのに、背中を中心に全身の肌が発熱してるから寧ろ暑いくらいだった。中国の病院は挂号のシステムとかが判りにくくて、毎回アチコチ無駄に歩く羽目になる。
f:id:hayap24bit:20181121223522j:plain
f:id:hayap24bit:20181121223539j:plain
 そしてようやく問診。お医者さんはワタクシの腕と腰の辺りの赤みと腫れを見て「あー蕁麻疹だね」とあっけなく。中国語でも蕁麻疹は荨麻疹と書くらしい。「呼吸が苦しかったりしない?」とか「肝臓に疾患は無い?」とか、殆ど散々ネットで予習した『まんま』のやりとりが一通り有った後、普通に『抗ヒスタミン』の薬を処方してくれた。
 とは言え、そりゃもぅこの時点では痒くて仕方ないワタクシである。薬を受け取ったらその場で直ぐに飲んだのは言うまでも無い。サスガなのは、飲んで 15~20分くらいした頃から徐々に痒みが消えていくではないか(嬉) 腫れは残っているので皮膚だけ温かかくて変な感じだが、とにかく『痒くない』!!!! いやぁ…嬉しい!痒くないのがこんなに嬉しなんて知らなかった。
 帰宅した頃にはすっかり普通の状態になっていたので、頂いた薬をジックリとネットで調べてみた。
f:id:hayap24bit:20181121224207j:plain
 確かに抗ヒスタミン剤だった。そして今このブログを書いている 22時現在、驚く事にあんなに腫れていた手足の赤みが全部引いてフツーの皮膚に戻っている。すげー。何コレ?手品??? ホント嬉しいんですけど。
 まぁまだまだ油断は禁物なので、頂いたお薬は暫く飲み続けようと思う。
 なにはともあれ『メデタシ』『メデタシ』ですな。しっかし海外で、今までかかった事が無い病気にかかるのって結構不安になるモノである。「イマサラ何も怖いものは無い!」なんてココロのなかで思っていたケド、年齢は関係ないね。いくつになっても不安なものは不安だ。そんな時にちゃんと付き合ってくれる妻に改めて感謝である。やはり健康第一!ナニゴトも無理しない事がダイジ。
 さて!今日こそはユックリ寝まくるぞ(嬉)
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村