中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

WMD Utility Parametric EQ

 金曜日、上海は晴れ、気温は 10度。ちょっと暖かくなったかな?
 普通に午前中から会社に行って暫くデスクワークしていたら、なんと昨夜タオバオで購入したエフェクターがもう届いた。いやぁ…サスガに明日の現場は間に合わないだろうと思っていたのでビックリ。早速開封して実験開始。
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 今回購入したのはコレ、米WMD社の『Utility Parametric EQ』というパライコのコンパクトエフェクターである。
 実は、最近担当する事が増えている高島屋ミニライブの現場では基本的に 16chくらいの簡素なアナログミキサーがメインなので、ちょっと特性がトリッキーな中国伝統楽器や、日本の伝統楽器等では、チャンネルストリップに有る 3バンド EQだけでは作りきれない場合が有り毎回カナリ苦労していたのだ(勿論トータル GEQは有るがコレは基本的にその日に一番多く使うマイクに合わせて全体の音質調整を行うので、個別のトガった楽器はやはりチャンネルEQに頼らざるを得ない)故にインサーションで挟める手頃で音が良いアナログ PEQをずっと探していたのだが、マトモな物は殆どが巨大なラックエフェクターだったりして、まずは手頃なサイズの物が見つからないのだ(とにかく保険として常にカバンに入れて持ち歩きたいので小さくて軽い方が良い)。かと言ってサスガにギターやベース用のストンプボックスだと S/Nの問題も有るし、ワタクシが望む周波数帯域がコントロールできる PEQに特化したもの(少なくとも 3バンド)は殆ど見当たらないのだ。故に彼方此方巡り巡って、アコギ用の DI +EQ的なエフェクター類から何から片っ端から調べたりしていたら、気付けば既に早くも半年近く経ってしまった。
 そんな中、最終的に「やっぱりラックの EQしか無いかなぁ…」と半ば諦めていた所で、この米国の WMDという会社が出しているコンパクトエフェクターの EQの存在を知ったのだが、何せネット上にインプレッションがとても少ない。とりあえず向こうのヒトが書いている英文を読みまくった所、懸念していた S/Nの問題はひとまず大丈夫そうだし、何よりコントロール可能な周波数帯域がとても広いので、まぁダメ元で…って事で買ってみたワケだ。(タオバオにも有ったしね)
 そして本日ようやく入手する事ができたワケ。手にしてみると想像していたよりずっと小さくて軽いので驚いた。そして肝心の音だが。。。コレ良い!!!!!すげー良い。メッチャ EQが利く。特に Qを絞ってレベルを上げるとメッチャ尖って攻撃的な音になる。まるでシンセのフィルターでレゾナンスを上げた時みたいだ。超面白い。逆に言えばコレだけ鋭利にピンポイントで削る事ができるワケだ。それに特筆すべきは S/Nだな。ヘッドフォンのヴォリュームをカナリ上げても殆どノイズが気にならない。ストンプボックスなのでバイパススイッチを押すとハードバイパスになる(電源抜いても音が出る)ので切り替えて比べられるが、コレを挟む事によるノイズの増加と音質の変化は、各パラメータのレベルを 0にすると殆ど皆無だった。いやぁ…笑いが止まらない。細かいインプレッションはもうちょっと使い込んでから改めてレポートしようと思う。まずは明日の現場が楽しみだ。

 さて、今日は某K社(上海事業所)の同窓会?兼 年会が有るので、午後6 時半過ぎには会社を出て、地下鉄一号線の『上海马戏城』駅まで向かった。歩いていたら途中は何だか巨大ビルの建設中だった。相変わらず工事ばっかりしている街、上海。
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 今日は火鍋やさんである。
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 久々に会った元同僚達は、皆社長になっていた。すげーな。約 13年ぶりくらいに会う仲間も居て楽しかった。
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 どうやら低空飛行してるのはワタクシだけらしい(苦笑)頑張ろうっと。
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