火曜日、上海は晴れ、朝の気温は15度。
本日から中国の北方にある沈阳という街まで出張なのだ。朝 5時前に起きて準備して 6時前には家を出て目指すは浦東空港である。地下鉄 2号線のほぼ始発に近い電車に乗って龙阳路まで行き、そこでリニアに乗り換える。朝 7時前のリニアは殆ど貸切状態だった。
今日は国内線なのでイミグレーションが無いから直ぐに抜けられる。…と思っていたのだが、思いもよらないトコロでひっかっかってしまった。
今回ヤマハの試験官のお仕事なので筆記具が要ると思って、出がけに慌てて筆入れをカバンに放り投げて来たのだが、その筆入れの中に小型のカッターナイフが入っていたのだ。そんな事すっかり忘れていたので、手荷物検査で引っかかってしまい、ワタクシ的にはそんな所にカッターなんか入ってると想像だにしてなかったから「刃物有りませんか？」と聞かれた際に「絶対有りません」と答えてしまったワケだ。そしたら何度もカバンを X線検査機に通されて、この筆入れの中の一番下の方に有ったカッターナイフが見つかったからさぁタイヘンw
自分でもビックリしていたのだが、検査官にどうも怪しまれてしまったらしく、全ての荷物の全部の中身を空けて細かくチェックされる始末。挙げ句、チケット番号とパスポート番号まで控えられて、ちょっとした犯罪者の気分を味わう羽目に（凹）あ〜あ。 まぁ自分が悪いんだけどね。思い込みは良く無いね。反省反省。
さて、そんなこんなで手荷物検査の場所でエラく時間を取られてしまった関係で、全然待たずに搭乗時間である。
上海〜沈阳は約 2時間ちょっとの距離である。今日はローカルの上海航空の機材なので機内食がとってもステキ。え？コレだけ？（笑）
機内ではずっとテキストと今回の仕事内容の確認をしていたら、あっという間に到着してしまった。初めて降り立つ沈阳空港。なんだか面白い形をしていた。
深圳空港もとても変な形をしていたが、ここも中々面白いデザインである。中国ではこういった奇抜なデザインが流行ってるのかなぁ？
「北京よりも北なので寒い街だよ！」と散々脅されていたので、ダウンジャケットまで持ってきたのに、降りてみたら気温なんと21度！上海より暑いじゃん（笑）
しかも空気がカラっと乾燥していて心地よい気候だ。地図で確認してみたら、丁度北朝鮮の左上辺りになるのかな？ 初めて来た街はワクワクする。
クルマで試験会場となるヤマハまで送ってもらい、約40分ほどで到着。
何だかとても立派なポスターまで作って貼ってあったのでビックリ。格好良い！
そしてブリーフィングと最終打ち合わせを行った後は、早速グレード試験開始である。
実は中国大陸でのヤマハ公認の『ドラムコース』のグレード試験はコレが第一回目だったりするので、そんな大事な試験の試験官をやらせて頂けるなんてとても光栄だったりするのだが、その分緊張もするワケだ。生徒も緊張するが実は試験官の先生も緊張していたりする不思議な状況（勿論ヲトナなのでそんな素振りは見せないけどね / 笑）
そこからぶっ通しで本日は 11名のテストを行った。いやぁ…疲れた。
終了後はクルマでスタッフさんとの会食。夜の街並みも上海とは何となく違う趣。
このお店は色々なフルーツでお酒を作っているらしい。
せっかくなので頂いたのだが、甘くなくてとても美味しかった。
今朝早かったので今日は早めのお開き。ホテルは超快適で有難い。
さて！明日が本番みたいなモノだ。カナリの人数が居るし高グレードの試験もあるのでワタクシが間違えちゃイケナイ。気合い入れて頑張ろう！
