中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして怒濤のTD

 月曜日、上海は晴れ、気温は 12度。今日も良い天気。

 先週末に宝山体育館で行われた某イベントだが、今週末のディレイ放送を前にデータの納期が突然短くなって翻弄されている。当初データ納品は『4〜5日後で良い』という話だったのだが、昨夜遅くにクライアントが「やはり確認後に修正依頼を出したい」と言い出したからさぁ大変。火曜日中に一旦全てのTDを終わらせて PGM映像と合わせて一旦納品しなければならなくなってしまった。28chx4時間20分のトラックダウンである。フツーに頭から終わりまで再生するだけで 4時間 20分かかる内容を、たった 2日間でどうやって纏めろ?というのだろうか。12時間で 3回しか再生できないんだぜ? あ〜あ。カナリの量のマイクを使い回しているのでプラグインオートメーションを書きまくらなきゃならない。頭痛いわホント。
 しかもワタクシ、月曜と火曜はレッスンが有るのでタダでさえ時間が無いのにコレだよ。。。まぁ嘆いていても仕方無いのでまずは月曜恒例の朝連から。
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 1コマ1名をシッカリ教えた後は、mobikeと地下鉄を乗り継いで出社。
 出社後は ProToolsを立ち上げて、飯食うのも忘れてヒタスラ TD。気付けばあっという間に深夜 0時を回っていた。どんなに頑張っても半分が限界だった。取り敢えず第一部の半分だけできたのでバウンスして映像さんに渡す。オフラインバウンスなのに 30分もかかった(泣)
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 ほぼ全てのトラックがコンプとEQのお祭り状態である。 TDしてて困ったのは、ヘッドセットマイクは指向性が甘いのでコンプかけ過ぎると『会場の歓声』やら『ホールのハコ鳴り(回り込んできたリバーブ成分)』やらがガンガン上がってしまうから、やはりほぼ全てのシチュエーションで手でフェーダー書かないとダメって事だな。特にヘッドセットで大勢が舞台に上がってるともうワケが判らなくなる。あと『鼻息』問題ね。でもこれ一々全部オフってたら死ぬわマジで。ゲートかけても開きっぱなしだしな。
 嗚呼…そういう意味では UR2のBeta58カプセルはとても良いマイクだなぁ…なんて改めて再認識しちゃたりして。。。やっぱりワイヤレスはハンドヘルドに限るよ。ヘッドセットがどんどん嫌いになる今日この頃。 今回、歌よりも舞台劇が多いのだが、舞台劇は袖に引っ込んだ瞬間にスタッフと余計な会話しまくってるから、画面上の波形を見てるだけでは、どのマイクが『生き』なのかサッパリわからん。一々全部のマイクを確認して使ってないエリアをミュートしておかなきゃならないのも泣けるぜぃ。

 結局午前 2時過ぎにワタクシの気力が切れたので帰って寝る事にした。長時間やってると耳も馬鹿になってくるから、日を改めた方が良い。後は明日明日!
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