中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

自分メンテ最終日

 土曜日、関東地方南部は快晴、気温は 8度。天気は良いけど相変わらず寒い一日だった。

 朝一からウチの実家の最寄り駅にある眼科までバスで行く。ホントは原付バイクで行こうと思ったのだが、ひょっとすると帰れなくなるかも知れない…と思ったのでバスで行った。でも結果的に正解だった。これは後ほど説明しよう。

 今日行ったのは実家の母が推薦してくれた眼科だったのだが、初診だったので色々と問診票に書き込んだ後、案の定!? 保険証に関して色々と訊かれた。

 海外に長期滞在するモノは『非居住者』として原則として住民票を置けないので、国保に入れないのだ。しかし医療機関側からすると『保険証』イコール『身分証明証』でも有るので、いくら「自費で払います」と言った所で、もし仮にその人が悪人で、架空の名前で架空の病気をでっちあげて高価な嘘の検査をした後に高い薬を貰って突然ホンキで逃走などしたら、追いかける術が全く無くなってしまうワケである。(まぁそんな事をしても悪人側に全くメリットは無いので愉快犯以外は考えられないが…)何れにせよ。その人がその人である証明を一切受け取らない状態で診察するのは、確かに診察する側もリスクが有るわな。
 …とか何とか一瞬考えるも、まぁワタクシこういう風なシチュエーションは慣れっこである。ちゃんと一から説明して診察してもらったのは言うまでも無い。
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 年末の最終営業日…という事で、結構患者さんも多かったのだが、意外とスンナリと検査室に通された。まずは視力検査と眼圧検査、等々、一般的な検査である。コレが終わってまた待合室に戻された後、約 1時間ほど待つ。なるほど、単に検査だけ先に行っただけらしい。そりゃそうだ、初診が優先的に診て貰えるワケ無い。

 そして、ようやくワタクシの診察である。診察室に入ったら非常に上品な雰囲気の美しい女医さんだったのでちょっと驚いた。てっきり男性の先生だとばかり思っていたのだ。
 ワタクシの症状を細かく説明したらチョット厳しい顔になって「今日は出来る範囲の検査をします。本日クルマ等は運転されませんよね?」と仰るじゃないか。 そうなのだ…眼底や網膜を検査するには瞳孔を開かなければ診る事ができないので、瞳孔を開く目薬を差す事が有る。そんな予感がしたのでバスで来たワケだ。良かった。

 そして目薬を差して約 30分ほど待合室で待たされる。徐々に視界がボヤけて来るのが面白い。如何に瞳孔でピントを維持してるかが良く判る。本来の視力はコレだけしか無いのだ。本来ボケボケの映像を、瞳孔を閉じる事によって(要するにカメラでいう f値、絞りを絞った状態にして)ようやくフォーカスがギリギリ合う…という生活をしている事を改めて思い知る。瞳孔が開いた今のこの状態が本来の視力なのだ。目が悪くなったなぁ…ホント(悲)
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 その後は真っ暗な検査室で色々な機械でアシスタントの看護師さんに色々と目の中を調べられる。コッチは瞳孔が開きまくってるので眩しくて仕方無いが、言われるまま上下左右に目玉を動かす。
 その後、30分程待たされて、診察室に戻り、また妙な機械で今度は先生に直接色んな色の光りを当てられて、目玉を上下左右に動かして、結構時間をかけて何度も調べて頂いた。

 結果から言うと「『網膜剥離』の疑いが有ったので細かく調べましたが、網膜は問題ありませんでした、視野に問題が有るかと思い緑内障も調べましたが症状は有りませんので眼球自体は大丈夫そうです」との事だった。いやぁ…安心した。網膜剥離は放っておくと失明の恐れが有るらしいのだ。故に結構しつこくシッカリ調べてくれたらしい。実に有り難い!日本の医療は本当に世界一だと思う。
 但し問題となるのは『では何故この様に視界の右側の一部に小さく虹色の点がニラニラ揺れた様に見える部分が有るのか?』という疑問である。お医者さん曰く「8月末の高熱の後…この様な症状が出ている…という事は何らかの因果関係が有る筈で、脳か或いは視神経のどこかに非常に小さな血栓等、何らかの誤動作が発症している可能性が有るので、一度脳神経外科で MRIをお受けになった方が良いと思います」との事。とは言え、既に 3ヶ月が経過していて、症状が変わらない…というより寧ろ以前に比べて軽減していて気にならなくなってきているのならば、単なるストレスや睡眠不足等の問題かもしれません…。だそうな。
 何れにせよ、気付かずに放って置いて失明する…等の重篤な状態じゃない事が判っただけでもメチャメチャ安心した。今回は年末年始でどこもお休みなので、次回の帰国時にでも脳ドックを受けようと思う。

 そしてスッキリした気分で病院を一歩出て、あまりの眩しさに一瞬目眩に似た感覚を覚えた。スゲー。世界中がハレーションを起こして白飛びしている。そりゃそうだ、瞳孔開きっぱなしなんだものね。看護師さん曰く 5時間くらいは薬が残るのでクルマは絶対に運転しないで下さい…との事。なるほど〜。こりゃ無理だわ。

 ずっと目を細めてなんとかバスに乗って帰宅。そして帰宅後は部屋中が眩しかったのでカーテンを閉めて食事して、その後はホントに何ーんも出来ないのでお昼寝である。寝る前に歯を磨く時に鏡を見たら、漫画みたいに瞳孔がぱっくり開いていてスゲー不思議な顔だった。黒目が大きく見えるからちょっと美人になった気分?(笑)アフォか。

 軽く眠るつもりがガッツリと眠ってしまい、次に目覚めたのは午後 5時過ぎ。鏡を見たら右目の瞳孔はほぼ完全に治ったが左目だけまだチョット開いてる感じでボケていた。面白い!こういうのも視力と同じで左右対称じゃないんだね。すげーなぁ…世のなか知らない事だらけだ。

 家に居てもする事が無いし、目がこんなじゃ出掛ける気も起きなかったのでそのまま一人宴会に突入。ヱビスが美味い!
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 あ、そうそう。夕方に Amazonからまたオモチャが届いていたので開封&テスト。
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 来年から大々的に生活に変化が有りそうなので、MacBook Proの内蔵 SSDも整理が必要ゆえ、一旦データを待避するためにポータブル HDDを購入したのだが、驚いたのは価格である。今や 4TBのポータブル HDD(2.5inch)が 12,000円台ですよ。驚きの安さ。
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 NTFSでフォーマットされていたので、このままじゃMacじゃ使えないから一旦『Mac OS拡張(ジャーナリング)』でフォーマットをしてから速度を測ってみたのだが、読み/書き共に 130MB/sec.出ていたのでまぁ USB3.0のポータブルとしては標準的だな。これコスパ高いわ〜(嬉)良い時代になった。

 さて!コレで今回の一時帰国に於けるワタクシのメインの目的『自分メンテナンス』は全フェーズ無事終了! いやぁ…良かった。ポンコツな身体だけどまだまだ使える事が判って本当に安心した。とりあえず身体の不安はコレで全て消えたので、後はなるべくノンビリと労りつつ休憩させて来年に備えようと思う。

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