中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

3ヶ月半ぶりの再開

 土曜日、上海は晴れ、気温は何と 26度、暑いくらいの一日だった。

 本日は約三ヶ月半ぶりの PA業務である。高島屋さんからの依頼により『週末ミニライブ』イベントを久々に本日から再開する運びになったらしい。いやぁ…嬉しいね。『やっと』だよ…ホント。

 午後一からイツモの店の倉庫に行って機材を纏め、地下鉄に乗って伊犁路の高島屋に向かった。
 久々に Souncraft Ui24Rをカートに乗せルーター類やワイヤレスマイク類を色々詰め込んだら 4Uラックは結構重い。
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 地下鉄で移動する場合、新天地駅で 13号線から 10号線に乗り換えるのだが、ホームとホームが直接繋がってる乗り換え口は階段しか無く、エスカレーターが無いのでコレ持って登らないとイケナイから結構タイヘン。リュックには Macと iPadが入ってるので全部の荷物を合わせると 40kg近いんじゃないかなぁ? 腰に気をつけつつ、久々の運動!? で汗だくになった。
 ちょっと早めに到着したので、例によってマクドナルドで一休み。
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 普段は基本的に珈琲なのだが、荷物運びであまりに喉が渇いたのでコーラで潤す。珍しくピーチパイなんか有ったので、特に食べたいワケでも無かったのだが ♪隠しきれない 気分はピーチパ〜イ♪ なんて古い竹内まりやさんの歌を思い出してついつい買ってしまった。『不思議なピーチパイ』って曲が流行ったのって確か中学生の頃だったよなぁ…と思ってちょっとネットで調べてみたら、1980年 2月発売らしい。資生堂の春のキャンペーンCMソングだったんだね。 やっぱり 80年代の曲は良い!曲を思い出すだけで同時に色んな香りまで蘇ってくる。

 そして時間になったのでイザ高島屋へ! nova6 の広角レンズで撮ってみると良い感じのワイド感でオモロイ。
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 takaさんと倉庫前で落ち合って、サクっと仕込んで準備開始。二人ともココでの現場は 3ヶ月半ぶりなので、「あれ?どうやって台車に積んでたっけ?」とか「スタンド忘れてない?」とかイマイチ調子が出ないので笑ってしまった。普段当たり前の様にしてた事でも 3ヶ月半も空くと忘れてしまうモンですな。リハビリが必要。
 サクッと仕込んで準備完了。本日も Ui24Rがメインなので物理フェーダーレス。オケのポン出しは QLab。
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 卓の使い方をすっかり忘れてて一瞬焦ったが、音を作りながら徐々に思い出す。そうそう Uiは XRと違って専用 Appじゃないので、ちょっとクセがあるんだよね。サンクラのデジ卓全般に言えるけどちょっとマナーが違うのでヤマハやB社等の日本的(ドイツ的?)な親切さに比べると直感的では無い。

 でも使ってれば 10分もしないウチに思い出した。これ予めグループフェーダー作っておかないと使い物にならんのだった。忘れてたわ。リハに間に合って良かったよ。
 怒濤のリハの後は直ぐに本番。本日の出演者は中国人 Saxプレイヤー。Jazzからポップスまで幅広く良い感じの演奏だった。
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 nova6の広角で撮ってみたら中々面白い。お客様は少なめだが、肺炎騒動的にはまだまだ怖いので、この時期はこれくらいが丁度良い気がする。
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 逆に nova6望遠レンズだとこんな感じ。因みに MC用のマイクには安全のため、使い捨てのポップガードを装着。見た目は悪いが、唾液という観点からはマイクが一番危険なので、やっぱり安全第一で!
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 そして約 1時間の演目は無事終了。お客様も喜んでくれた様で良かった。ほぼ毎週欠かさずに見に来てくれていた一部の常連さんも来てくれていて、本当に嬉しそうに話しかけてくれたのが印象的だった。やはりみんな文化活動の再開を待っているんだね。こういうの大事だ。やっぱり。

 ライブ終了後は怒濤のバラしを終え、倉庫に機材をしまい込んでからは takaさんと二人で 7階のとんかつ屋で反省会。
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 なんだか二人とも、あまりに久しぶりで疲れ切ってて笑える。でもまだまだ油断は禁物。色々気をつけつつ一歩ずつ!我々ができる事をやっていこうと思う。
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