中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

クリスマスイヴ

 金曜日、上海は晴れのち曇りのち雨、気温はお昼 16度くらい有ったのに夜は 8度くらいまで下がった。

 朝 4時半、いつも通りに五十肩の痛みで目覚める。最近『左肩』が痛みのピークを迎えていてホントにツラい。おまけに気温が下がってきたせいか右肩もぶり返し?的な痛みがあって、右も左もどちらにも寝返りを打てない…という仕打ちである。特に今朝のはキツかったわマジで。
 二度寝を試みるも、どちらを向いても痛い(面白いモノで、最初の 3分くらいは痛くなくて徐々に痛み出すのだ)ちょうど夢に入るか入らないか?の頃に痛み出して目覚める…という最悪な状況。挙句、上を向いて仰向けになっても全然痛みが引かなくなってしまった。暫くマッサージしていたがダメなので、目も覚めちゃったし諦めて起き上がって、ウヰスキーをストレートで一杯。そんな午前 4時半。外は真っ暗。
 起き上がると痛みが治まってくるんだからホント腹たつわ〜。何この仕打ち。暫く薄暗い部屋でボーッと過ごし、5時頃眠くなってきたので、そのまま何も考えずに横になってウトウトする。
 浅い夢を数本見て、午前 8時半に目覚ましの音に起こされる。「やっと眠れたのに…」という瞬間に起こされた様な気分で非常に不満であるが、まぁ仕方ない。多少は眠れているのだろう、きっと。

 フツーに準備して、午前 9時過ぎに寮を出て徒歩 10分通勤でオフィスへ。

 仕事上のトピックは特になし。

 午後 4時過ぎに、同僚の子がシュークリームをご馳走してくれた。シュークリームって中国語で『泡芙 (パオフー)』って言うんだね、全然知らなかったよ。きっとパフからの当て字だと思われる。
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 皮がカナリごわごわしてて分厚いので『どうかな?』とあまり期待せずに食べたのだが、これが生地にかなり味がついていて良い感じに中のクリームとマッチして美味しかった。
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 日本の『生地が薄くてクリームが飛び出してくる』感覚を期待してると全然違うが、こりゃこれで『アリ』だなw なかなか美味しかったw

 そして 19時過ぎ、皆がソワソワと急いで帰宅するのを見て、今日がクリスマスイヴだという事を思い出した。なるほどね、ワカモノ達はそりゃワクワクするよね。

 ワタクシも今日は金曜日なので黄浦区に帰る日だから定時で上がって、路面電車に乗って松江大学城駅まで行き、すき家にて暫し『ぼっちクリスマス』を堪能する。
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 そして食後は地下鉄 9号線に乗って市の中心部へ。旅のお供はアマゾンプライム・ビデオにて『転生したらスライムだった件』のシーズン 2を観ながらのんびりと帰宅。いやぁ…転スラおもろいわ。毎回楽しみなので敢えて週に一度の長距離通勤のお愉しみ…っつー事で普段は観ないでチビチビと観てるので長く楽しめるw

 外に出たら生憎の雨である。しかも結構寒い! でも打浦桥の駅前はすっかりクリスマスモード一色で、道ゆくカップル達は幸せそうに肩を寄せていた。実に微笑ましい。一体いつくらいからだろう?クリスマスに全くトキメかなくなってしまったのは…。つまらないヲトナになってしまったなぁ。ちっとはトキメきたいモノであるw

 22時少し前にようやく帰宅。帰宅後はちょっと遅かったが明日のライブの準備を始めた。実は先日フトした拍子に「そういえば大昔に日本から買ってきたスネアヘッドがあったなぁ…」と思い出したのだ。そんなワケで、息子も寝始める時間ではあったが、ゴソゴソと棚の中をひっくり返して、なんとか奥深くから新品のヘッドを見つける事に成功。確認してみたら、なんとピンストライプのコーテッドじゃないか!!!!
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 「なんとまぁレアな…」と、思わず声に出してしまったのは言うまでもない。

 少しだけ考えて、普段ライブで使っている TAMAのバーズアイメイプル 4インチのスネアでは無く、ヤマハの 5.5インチのスティールスネアに張る事にした。スネアにピンストライプを張るならホントなら 6.5インチが良いのだが、生憎 6.5インチのスネアは持っていないのだ。

 実は高校生の頃に良く通っていた横浜の港南台の練習スタジオにあったスネアが、何処にでもある様な安い 6.5インチのメタルスネアだったのだが、何故かピンストライプの『クリア』が張ってあって(あのスタジオのオッちゃんが、ヘッドの鳴りを気にしてわざと張ったとは思えないので、きっと張り替えの際にたまたまコーテッドが無かったからタムに使うものを流用したのだと思われる)、しかし今思えば、アレが本当に良い音がして、自分のドラム人生の黎明期に慣れ親しんでいたから?という訳では無いが、実に80年代ド真ん中?的な音で、ピッチが低くてスネアが『腹に来る』感じで、聴いてて自然に腰が動く感じ? しかもバカスカ叩いても『決して歌を邪魔しない』し、そのクセ存在感のある音でキックとの馴染みも良かった。当時カセットで一発録りしたテープ等でも恐ろしく良い音で録れていた事もあり、スネアにピンストを張るのはワタクシ的には『アリ』なのだよ。
 なので、いつか6.5のスネア買ったら試そう…と思っていた。それで数年前の一時帰国時にこのコーテッドのピンストを買った記憶が蘇ってきた。
 しかし、あれから40年近く経ったのに、一度も 6.5インチのスネアを買う機会を逸してたなんてびっくり。っつーかその事を今頃思い出したよ。笑える。

 とりあえず、明日のライブはこの 5.5インチにコレを張ってみて、もし良い感じだったら(あの当時の80年代サウンドに近かったら)改めて 6.5インチのメタルスネア購入も検討しようかなw なんてな。
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 そんな 2021年のクリスマスイヴである。 明日はライブだ!楽しもう!
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