中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

事実上のロックダウン?的な対応

 日曜日、上海は曇り、気温は 18度で比較的暖かい一日。

 朝 8時に松江区の寮にて五十肩の痛みで自然起床(不自然起床) 折角起きてしまったので、社食まで歩いて朝食を頂く。天気はパッとしないが、日曜日の朝は人が少なくて清々しい。

 サクっと朝食をとってから一旦帰宅して、部屋中に掃除機をかけ、珍しく拭き掃除なんかしちゃったりして!? 結構真面目にお掃除なんかしていたらあっという間にお昼になってしまった。

 昼食もまた社食である。何だかなぁ…。本当は外卖(出前)でもしようかと思ったのだが、ココ松江区は、自宅のある黄浦区とは違って近所にマトモな店が少ないし、最も近くても 4Kmくらい離れてるので最速で 1時間くらいかかるのだ。そんなワケで諦めて社食。ま、安いし栄養は担保されてるので文句は言えない。

 帰宅後、何となくボーッと Yahooニュースなんか眺めていたら、ロシアやら北朝鮮やら?のミサイルの話ばっかりでちょっと辟易してしまい、画面を見るのを止めてコーヒー片手にボーッと窓の外の曇った空を眺める。

 何だか某米国のエラいさんは。ロシアのエラいさんに向かって呼び捨てで『権力の座にとどまり続けてはいけない』とか何とか?つい口を滑らせてしまった様だが、コレってちょっと誤解されそうな問題だよね。いやいや国それぞれやり方がが違うんだから、自分の定規(価値観)で他国のやり方を批判しちゃイカンよ。だってロシアだって一応選挙で選んだ大統領なワケだからサ、それって全国民否定してる事になりかねないじゃん? 結局の所、生まれた場所や育った環境(教育)によって、考え方って真逆になるから、どちらが正しいかなんて誰にも分からないと思うんだよね(あくまで個人的な意見ですよ勿論)

 なんとなく、ちょっと口を滑らせた事によって突然発火する夫婦喧嘩みたいにならなきゃ良いけど…(ウチはいつもコレなので言葉遣いはエラく気を遣っているしw) 

 ただでさえマトモな精神状態で居るのは難しいであろうロシアのエラいさんが、ブチ切れて核ミサイルの発射ボタンなんか押しちゃった日にゃホント洒落にならないよなぁ。「頼むからココはひとつ大人になって耐えてくれよ!本当。短気は損気だぜ?」…ってヲレは誰に何を言ってるのやらw

 そういえば、大昔、ワタクシが高校生だった頃に、ジューシーフルーツというバンドが『27分の恋』というアルバムをリリースした事を急に思い出した。27分というのはもし当時のソ連が、もし仮に ICBMのスイッチを押したら米国に着弾するまでの時間らしい。で、地球滅亡までのカウントダウンが、たった 27分だったとしたら、みなさん何しますか?みたいな事を、高校生だったワタクシはこのレコード(まだCDになる前の時代だ)聴きながら良く考えたものだ。
 しかし、まさかそんな創作世界が現実になりそうな?世の中が訪れるなんて誰が想像しただろう?

 そんなワケで、「久々に聴きたいな、ひょっとして Apple Musicに有るかな?」と思って探してみたら、ありましたよ!
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 うわ〜!懐かしい!!! 暫くマジで正座して聴きましたよ。

 コレ、この時代だから許された内容だわな。今の時代には絶対リリースできない様な内容かもしれない。
 個人的にベースの沖山優司さんが大好きだったので、今聞いても素晴らしいベースプレイでちょっと感動。イリアさんも素敵である。そう言えば昔、よくライブ観に行ったなぁ…なんてチョット懐かしく思ったりw

 さて、その後は当時の繋がりで、Apple Musicに当時好んで聞いていたバンドとか入ってないかな?と捜索開始したが、G-Schmittとか D-Dayとか全然入ってなくて一通りガッカリした(泣) しかし、何だかココロに火がついてしまい、どうしても聴きたくなったので勢いで YouTubeを探し始めたワケさ。

 すると、懐かしい音源がそのままほぼ全部上がってるじゃないか!さすが JASRAC包括契約さまさま!! 暫し鳥肌を立てながら聴いて過ごしましたよ。嗚呼…『Alternative Garnet』懐かしい。ほんと懐かしい。良い時代だったなぁ。。。

 自分の音楽のルーツみたいなものを改めて思い出させてくれて、とても良い機会だった。そうなのだ。ヲレこういう風にヒステリックな曲調にちょっと文学的な歌詞が乗ってるのが大好きだったんだよなぁ。忘れかけてた。

 そんなこんなで、午後は久々に大真面目に音楽を聴いて過ごした。今の若い子たちは知らないかもしれないけど、昔は『音楽鑑賞』ってーのが立派な趣味だったんだぜ? 音楽ってそれくらい崇高なものだったのだw あはは。

 気付けばあっという間に夕方になってしまったので、また社食まで歩いて軽く夕食をとった後、寮の部屋に戻ってのんびり過ごしていたら、午後 8時過ぎに、なななななんと!恐ろしい知らせが入った!
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 簡単に訳すと、明日 3/28の朝 5時から、4/1の午前 5時まで、『浦东』地区と呼ばれる上海の東半分を完全封鎖して隔離状態にし、全住民の PCR検査を改めて行う…との事。そして翌週 4/1の午前 3時から 4/5の午前3時まで、今度は『浦西』地区と呼ばれる上海の西半分を完全封鎖して隔離状態にして全住民の PCR検査を改めて行うらしい。その間、家から一歩も出ちゃダメとの事。公共交通機関も、地下鉄もタクシーも基本的に運行禁止。生活に必要不可欠な 水や電気やガスや通信、交通、食糧等々は、最低限の活動は許されるっぽいけど、どうやら全体的にカナリ厳しく絞るっぽい。
 原文はコチラ

 コレって上海市全体を、中心を流れる『黄浦江』という大きな川を境に西と東に半分に分けてるだけで、基本的に都市封鎖と同じ事である。ありゃりゃ。いよいよココまで来たか。。。。心配してた事が現実となってしまったわ。

 しっかしまぁ、午後 8時に発表して翌朝 5時から開始!って…そりゃあまりに急じゃない?(泣)ウチは浦西なので一応一週間の猶予はあるけど、浦東に住んでる人々は食料の買い出しにだって行けないじゃないか…。毎度の事ながら急だよなぁ、ホント。

 ま、ジタバタしても始まらない!この分じゃ、また直ぐに二転三転するだろうから、開き直って新しいワインのコルクを抜いたw
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 なる様になるさ!別に爆弾が飛んでくるワケじゃない。彼の国で避難生活を送ってる人に比べたら我々の苦難なんてハナクソみたいなものだぜ。
♪じたばったすーるーなよー!世紀末がくーるぜー♪
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