中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして上海へ(国慶節1日目)

 土曜日、広州は晴れ時々スコール、気温は 34度。

 朝 6時に一度目覚めて、それから二度寝し、次に目覚めたのは 7時半。今日から 7連休なのだ。嬉しくて仕方ない。あはは。
 本来なら最初の数日は広州の家でノンビリしたかったのだが、なにせ既に 2ヶ月近く上海の家に帰ってないので今回の連休はまるまる上海で過ごす事にしたのだ。
 そんなワケで本日は移動日である。

 一週間家を空けるので、諸々元栓と切ったり準備して、最後にしっかりゴミを出してから午前 9時半くらいに家を出る。
 そして滴滴でタクシーを呼んで广州白云空港に向かった。

 途中で結構渋滞していたりして、結局 1時間 15分くらいかかった。滴滴アプリの予測では 52分と表示されていたので、コレを信じたら危ない所だった。

 空港に入るのにも48時間以内の PCR検査証明が必要で、門を潜るだけで 3回くらい見せないと入れなかった。中々厳しい。
 でも入ってしまえばガラガラである。

 ただこの空港も異常に広いので注意が必要。まず登場口まで歩いて場所と距離を確認してから、マクドナルドまで戻って軽く食事。登場口が変更になってたりするからね。先に確認するのは絶対必要。

 本日の機材は 777-300。結構好きな機体なので安心である。

 白云机场はディレイするのが当たり前。。。という悪評高き空港なので覚悟していたら、今日は珍しくほぼ定刻で飛びそうな雰囲気。20分前にゲートが空いて、定刻には全員既に着席していた。

 そして例によってゆっくりと離陸の順番待ちをしていたら、いよいよ次はこの飛行機の離陸!って時になって、さっきまで晴れていたのに突然暗くなって、天井を打ち付けるスンゴイ土砂降りが始まった。まるでスコールみたいだ。単純に滑走路前に並んでいただけなのに、まるで飛んでるみたいに揺れる揺れる。まじか!


 まさか、こんな状態で無理して離陸しないよね???? とやや不安になったが、10分くらい待っても全然止む気配がないので、一旦一番近い駐機エリアまで移動して待機する事になった。いやぁ…飛ばなくてよかったよ。あぶねーっつーの。

 ただ面白いな…と思ったのは、滑走路での風の強さと駐機エリアの風の強さが全然違った事である。やっぱり滑走路は周りに何もないので風の影響をモロに受ける構造になってるらしい。(飛行機って基本的に向かい風に向かって飛ぶから、風が強い方がきっと離陸も楽なのだろう)

 そんなこんなで約1時間遅れで無事離陸。雲の上は美しかった。やっぱり地球は丸いね。

 約 2時間くらいのフライトで無事に上海に到着。早速PCR検査から(苦笑)


 もうこの光景も日常になってしまったなぁ…。スンゴい世の中になったモノだ。

 とりあえず地下鉄 10号線に乗って市の中心部へ!


 もっとアチコチで止められて、色々とアプリ登録とか電話番号登録とか必要なのかと覚悟していたのだが、あまりにも「あっさり」通れてしまって肩透かしである。基本的に随申码の提示(スキャンじゃなくてスタッフが目で見るだけ)と、あとは広州で受けたPCR証明(これも目視によるチェック)があればスルーに近い状態だった。ザルだなこりゃ。広州の方がずっと厳しいわ。

 久々に乗る上海の地下鉄は何だかとても不思議な気分だったが、何一つ変わっていなかった。
 そして最寄駅で下車して歩いて帰宅。

 自宅の小区の門を潜る時が一番面倒だったかな。守衛に止められ、アレやコレや質問責めに遭い、随申码の提示、広州のPCR証明、行程码の提示。コレらを全部写真に撮られ、その後は登録台帳に記載。広州のどこに住んでたか?とか今日PCR受けたか?訊かれ、全部登録台帳に記載してようやく自宅に入れた。自宅が一番厳しいんだから笑ちゃうわな。

 帰宅して靴脱いで靴下まで脱いだら一気にドッと疲れが出て来た。いやぁ…靴下ってスゴいね。脱ぐと何もしたくなる効力が有る。
 ホントは今日はこの後、飲み友達からちょっとした飲み会に誘われていたのだが、丁重にお断りしたのは言うまでもない。靴下が悪いのだ。なにもかもw

 さて!何はともあれ無事に上海に到着できた。明日から休むぞ〜!(嬉)
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